恵那地方のうまいもの (変わった食べ物)


栗きんとん
栗を蒸して砂糖などを加え茶巾絞りにした和菓子。中津川のすや川上家信玄堂一休 
恵那の恵那寿や恵那川上屋などが有名。9月から発売される。
五平餅
五平餅(ごへいもち)は、南信濃、駿河の天竜川沿いや、美濃の山村地域に伝わる『晴れ』の郷土料理の1つです。『ごへいもち』は、五平餅の他、五兵衛餅、ご幣餅とも書かれることがあります。炊いたご飯を少しつぶして竹串に刺してたれをつけて焼いたもの。形によりわらじ五平、団子五平などがある。たれはピーナッツ、クルミ、ゴマなどをいれてある。伊那地方が発祥で、権兵衛峠や大平峠をこえて木曽に入ったのが恵那地方に伝わったといわれる。写真は団子五平。
ろうじ(正式名称クロカワ ヒダナシタケ目イボタケ科)
この地方では松茸並の価値がある。若干苦みがあり、焼いて醤油につけたりして酒のつまみに食べる。9〜11月にマツ林やモミ、ツガ林の地上にはりつくように発生する。落ち葉に埋もれているものも多くなかなか見つけられない。
キノコでは他に ソナ−ホウキタケ、イクチ−アミタケなどがある。
ヘボ(蜂の子)
クロスズメバチ(普通にみられる職蜂(雌)は小型で体長11〜18mm。体は黒色で光沢が鈍く,頭部,胸部には白色斑が,腹部各節の後縁には白色帯がある。スズメバチに似るが小型で,全体に淡色毛がある。)の幼虫。佃煮などにして食べる。ジバチともいう。多の蜂に比べ必須アミノ酸・鉄分・ビタミン等が多く、古くから山国の貴重なタンパク源として食べられていました。
からすみ
いわゆる珍味のからすみ(ぼらの卵巣)とは全く違うもの。米の粉で作る蒸し菓子。ういろうなどの仲間。4月3日のひな祭りには、おひな様に供える菓子として作った。
かやあられ
カヤ(榧 イチイ科の常緑高木)の実で作ったあられ。

ほうばずし
ほう(モクレン科の落葉高木)の葉にくるんだ五目ずし。飛騨地方が有名。木曾地方でも作る。
菊牛蒡
モリアザミの根を味噌漬けにしたもの。秋につけ込む。栄養的には糖分、タンパク質が多く滋養強壮の効があり、最近では抗がん食品として、又コレステロール値や血糖値を下げる食品として注目されています。

キクイモ(菊芋)

キク科の多年草で日本全国の路傍、空き地、河川の土手や河川敷などに群生。本来は畑で栽培されていたものが野生化したもので、原産地はカナダ東部から北アメリカ東北部である。
ヒマワリを連想する花で高さは1.5〜2m、地下に楕円形の塊茎をつくる。
キクイモの塊茎は、果糖やアルコールの原料にしたり、食用にする。そのため、アジア太平洋戦争中は大量に栽培された。食用としては馬鈴薯のように使用できるが、特有の香りがあるという。ほかに酢漬け、味噌漬けなどにもされ、家畜の飼料にも利用される。
11年前に漬物として商品化され、岩村町の名物になっている。
寒天
山岡町では冬は寒暖の差が大きく、この気候を利用して古くから生産され、年間150トン以上生産される。