ミミナグサ 耳菜草 Cerastium caespitosum var. ianthes 忘れないで ナデシコ科の越年草。
アジア東部の温帯から暖帯に広く分布し,各地の路傍や田畑に普通にみられる。茎は細く,暗紫色を帯び,株の根もとから分枝して群生し,毛を密生,上部には腺毛が混る。高さ20cm内外。葉は卵形ないし長楕円形,鈍頭で両面に毛があり対生する。春,茎の先端が分枝し,集散花序をなして白色の小花を多数つける。萼片は5枚で,長楕円形で背面に毛がある。花弁は5枚あり,細い筒状をなしハコベのように平開はしない。各片の先端は2裂する。おしべは10本あり,めしべの花柱は5本。