中山道(木曾、美濃)

奈良井宿(三十四次)

中山道六十七次の内でも屈指の大宿で、俗に奈良井千軒と言われていた。鳥居峠ををひかえ木曽路でももっとも標高の高い(約940m)宿場町です。昭和53年重要伝統的建造物群保存地区に指定。

奈良井大橋
長さ33m、橋脚のない木製の橋では日本一の長さとのこと
街道は広げられたが、昔をしのばせる
街道は町の真ん中あたりで鍵状に曲っており、所々に水飲み場があった。
天保の豪商・櫛屋中村利兵衛の屋敷。天保8年の奈良井宿大火直後に建てられ、現在は村指定有形文化財「民俗資料館」として一般に公開されている。

鎮神社(しずめじんじゃ)

中山道奈良井宿の鎮守。宿のはずれにある。祭神は経津主命(ふつぬしのみこと)(国譲り・国土平定神話に登場する神々の一柱。)
「神社由緒書」によれば、寿永から文治(十二世紀後期)のころ中原兼造が鳥居峠に建立したと伝えている。疫病流行を鎮めるため下総国香取神社を勧請したことから鎮(しずめ)神社と呼ばれるようになったという。

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