中津川宿(四十五次)
三・八の六斎市が開かれ木曽路の玄関口として栄えていた宿場。中津川市の中心地に残る、卯建(うだつ)のある街なみに当時の繁栄ぶりが想像できよう。
茶屋坂
中津川宿の東の入口にある急坂で、常夜灯や庚申塚、三十三夜塔が並んでいる。高札場が移設復元され当時を偲ぷことができよう。
はだか武兵の石碑
この辺リの街道で稼ぐ駕籠人足の武兵が、疫病神から授かった秘伝で西国のさる大名の姫の病気を見事治したという。
薬師如来坐像通称(後向き薬師)
馬に乗った旅人がこの薬師如来の前を通ると落馬ぱかり、そこで薬師如来を後向きにしたという。安産や母乳授けや出世薬師と知られる東円寺の薬師如来は国の重文だ。
1日庄屋屋敷(曽我家住宅)
本陣跡の筋向かいにある、中津川村庄屋・肥田九郎兵衛が住んでいた家。卯建を持つ風格は、往時の庄屋屋敷を偲ばせる。
道祖神
長.野、群馬あたリでよく見られる道祖神の中でも「双頭一身道祖神」といわれるもので、ひとつの胴に男女なかよく寄り添っているような像だ。苗木を案内する道しるべが彫られている。
六地蔵
天上、地獄などどこに居ても救済してくれるというお地蔵さんだが、ここのお地蔵さんは石灯籠にグルリ彫られている。
茄子川小休所
中山道と火の神さま秋棄神社(静岡県)に向かう秋葉道の分岐点は間の宿として栄え、角には小休所があった。道の両側の常夜灯が繁栄を語るようだ。