季節の草花(冬の花たち)

室内などの草花

名前 和名 写真 説明
シャコバサボテン ブラジル原産サボテン科の多年草。
クリスマスカクタスともいう。鉢植。茎は高さ30〜50cm,多数の茎節から成り,四方へ広がり先端は下垂る。カニサボテンによく似ているが,茎節の頂部両端に角があり,両縁の鋸歯は鋭く,また花が左右相称である点で異なる。
ハボタン 葉牡丹 アブラナ科の二年草。
キャベツの変種で江戸時代に輸入され,日本を中心に観賞の目的で改良された。茎は太く直立し紫色を帯びる。中心部の葉は次第に小型になり,縁が著しく波状にちぢれ,秋から冬にかけて,紅紫,淡黄または白色を帯びる。
ハナカタバミ カタバミ科の多年草。
南アフリカ共和国ケープ地方の原産で,江戸時代末期に日本に渡来し,観賞用に栽培された。根茎は白色で紡錘形をし,葉は3小葉で日本産のカタバミと似ているがずっと大きく,長い葉柄をもち根生する。。秋から冬にかけて,長さ10〜15cmの花茎を出して,散形状に3〜10個の紅色の美しい花をつける。花の直径は約3cmで5枚の花弁は互いに重なり合うように平開し,濃色の筋がある。
シクラメン サクラソウ科多年草で。
ヨーロッパ中南部から西南アジアの原産。別名カガリビバナ,ブタノマンジュウ。花名はギリシャ語のキクロス(円、旋回などの意)から由来していて、タネができたときに花茎が螺旋状に巻いて輪を作ることや地下に丸い球根ができることを表したものといわれている。冬から初春の花として鉢花で栽培されている。紫紅色,白,淡紅色など多数の品種がある。
ハラン 葉蘭 常緑のユリ科多年草。
中国原産で,日本の暖地に観賞用および薬用として古くから栽培されている。葉質は革質で濃緑色。春に,根茎に接して径3〜4cmほどの暗紫色で壷形の花を単生する。葉は生け花に利用される。根茎は利尿,強心,強壮剤とされ,種子は結核,肋膜炎,解熱,咳止めなどの薬用。

庭の花
(実と常緑樹)

名前 漢字 写真 説明
ヤブコウジ 薮柑子 ヤブコウジ科常緑低木。アジア東部の暖帯に分布。日本各地の低山や林下によく見られる。群生する事が多い。赤実と白実がある。日陰のグランドカバーとして使われる。
アオキ 青木 ミズキ科常緑低木。別名アオキバ。関東以南の山地、朝鮮に自生。斑入りのものを庭木に使う。雌雄異株。
ナンテン 南天 メギ科ナンテン属常緑低木で株立ち状になる。(11/30撮影)インド、中国の原産。ナンテンチク(南天竹)、ナンテンショク(南天燭)とも呼ばれる。古くから厄除け(難を転ずる)や食中毒予防の木として各家庭で植えられていた。白実と赤実がある。野生化したものが中部以南の山野に自生する。果実を干したものは南天実として咳止めなどに用いる。(採取時期12月)ナンテンの葉に含まれるナンジニンは、熱と水分で解毒作用のあるチアン化水素が極微量発生する。
サザンカ 山茶花 ツバキ科常緑小高木。
四国,九州から南西諸島の山中に自生する。庭木としてもに栽植される。ツバキとともに日本で改良された花木の一つ。自生品の花は白色であるが,園芸品には紅色,淡紅色,絞り,八重咲きなどある。半日陰でも日当たりのよいところでも育つ。
ツバキ 椿 ツバキ科常緑高木または低木。
古くから広く各地の庭園に栽植され、世界的にも人気がある。母種のヤブツバキは高さ10mに達する高木となる。種子から椿油をとる。材は堅く緻密で,農工具の柄,ろくろ細工,印材などに用いられる。園芸品種は花が大型で,花の色,花の形,葉の形などにさまざまなものがある。。
ボケ 陽気がよければ、すぐ開き始めます
モチノキ 黐の木 モチノキ科常緑高木で本州〜九州の山野に生える。樹皮から鳥もちをつくったことからこの和名がある。
マルバヒイラギ
マンリョウ 万両 ヤブコウジ科の常緑小低木。
アジアの暖温帯に広く分布し,日本では関東地方南部より西の暖地の林内に生える。観賞用にも栽培される7月頃,散房花序を頂生し,白色の5弁の小花を集めてつける。花は径8mmほどで星形。果実は球形で赤熟し冬から春まで残るので,光沢のある葉とともに正月の生け花としてよく知られている。
カンボタン
ビワ 枇杷 バラ科ビワ属
ビワの花は冬に咲きます。数少ない冬の花として、茶花に使われることもあります。ビワの果実を見ていると、バラ科とは思えませんが、花を見てみるとサクラの花と共通点があり、納得できます。