薬草(使用する場合は十分ご注意ください)

名前 利用法 生薬名 薬効 主成分
アカザ 春から夏に生葉をもんで蜂や毒虫などの傷につける。
葉や茎を黒焼きにして口内炎やのどの痛みに、灰の水溶液を軽いやけどに濃縮液をいぼ、たこなどの腐食用に用いる。全草を一日20g煎じて胃の薬や強壮剤としても使われた。
藜(り) 花穂が出る前の若菜の全草を乾燥させたもの、健胃、強壮薬にする ロイシン、ペタイン
アカツメクサ 痰を切り咳を止める薬や虚弱体質を変える変質薬として1日4g位を煎じて飲む。
アキカラマツ 7〜8月頃茎を刈り取り日干しにする。一日5g位を煎じて胃の薬や下痢止めとして使用。打ち身や打撲痛にも消炎剤として使用。 アルカロイドを含むため注意が必要 マグノフロリン、タカトニン、エラトリン、ベルペリン
アキノキリンソウ 秋に全草を乾燥して使用。腎臓の働きを助ける利尿薬は一日15〜20gを煎じて用いる。 サポニン、クエルセチン、精油
アケビ 木質化した蔓性の茎の外皮をはいで日光で2〜3日乾燥する。これを刻み一日5〜10gを煎じて利尿剤として用いる。 木通 消炎、利尿、通経、かゆみ止め ヘデラデニン、オレアノール酸、カリウム塩
アサガオ 種子を干した物を粉にして一日に0.3〜0.5gを服用するが作用が激しいので注意が必要。 牽牛子 利尿剤、便秘症、むくみ、急性関節炎 ファルビチン、脂肪油
アシ 秋から冬にかけて根茎を掘りひげ根を除き日干しにする。吐き気、利尿、抗炎症として一日5〜10gを煎じて用いる。 蘆根 利尿、吐き気止め ペントザン、アスパラギン、糖質
アマドコロ 夏から秋にかけ根茎を掘りひげ根を除き日干しにする。一日5〜10gを煎じて、滋養、強壮薬として用いる。 萎?、玉竹 滋養強壮、顔のシミ取り オドラタン、フルクタン
アンズ 種を喘息、セキ、呼吸困難などに一日3〜6gを煎じて用いる。 杏仁 タン、セキ、喘息 アミグダリン
イカリソウ 開花の頃全草を刈り取り陰干しにする。強精強壮薬として一日8〜10gを煎じて用いる。全草のエキスは血圧を下げ、苦みもあるので胃の薬としても用いられる。 淫羊? 強精強壮、血圧降下 イカリイン、マグノフロリン
イケマ 秋の彼岸後茎葉の枯れた頃根を掘り輪切りにし十分日干しにする脚気や水ぶくれに一日3〜6gを用いる。 牛皮消根 脚気、むくみ シナンコトキシン
イタドリ 晩秋、葉の枯れる頃根を掘りひげ根を除き日干しにする。下剤や利尿剤、通経剤として一日約10gをよく煎じて用いる。 虎杖根 便秘、通経、利尿 ポリゴニン
イチイ 葉を採取し天日乾燥する。月経不順や利尿剤として煎じて用いる。タキシンを含むため連用は危険。 一位葉 通経、高血圧 タキシン、タキシニン、スシアドピチシン
イチジク 九月頃成熟した果実を採り乾燥した物を緩下剤として一日3〜5gを用いる。 無花果 便秘 糖分、クエン酸、リンゴ酸
イチヤクソウ 6月頃の花期に全草を刈り取り日干しにする。 鹿蹄草 利尿、虫さされ アルブチン、ピロラクチン、クエルセチン
ヒナタイノコズチ 晩秋、茎葉が枯れる頃根を掘り採り30cm程茎をつけたままつるし干しをする。 牛膝 神経痛、カッケ サポニン、カリウム塩
イブキジャコウソウ 夏、全草を採取し陰干しにする。 百里香 発汗、駆風 チモール
イブキトラノオ 秋から冬にかけ根茎を掘りひげ根を除き日干しにする。一日6gを煎じて飲む。 拳参(ケンジン) 解毒、下痢止め、口内炎 タンニン
ウスバサイシン 7〜9月頃、根を傷めないように掘り土を払い一夜放置して水を切り陰干しにする。一日2〜4gを煎じて飲む。 細辛 セキ、タン、頭痛 メチオイゲノール、サフロール
ウツボグサ 夏から秋に花穂の上の方がよく開いた頃、花穂だけを刈り取り陰干しをする。一日5〜10gを煎じて毎食後3回に分けて飲む。 夏枯草(カゴソウ) 膀胱炎、むくみ 塩化カリウム
ウド 和?活(ワキョウカツ)
オウレン 黄蓮 健胃、整腸、精神不安 ベルベリン、バルマチン、オウレンニン
オオバコ 車前草、車前子 タン、セキ、動脈硬化 アウクビン、ブランタギン
オキナグサ 百頭翁 止血、通経 サポニン配糖体
オケラ