秋の山の花木

名前 漢字 説明
アオキ 青木 ミズキ科の常緑低木。
別名アオキバ。関東以南の山地、朝鮮に自生。幹色が青い(緑)なのでこの名がある。
ウメモドキ 梅擬 モチノキ科モチノキ属の落葉低木。
本州から四国、九州や東南アジアにかけ分布。実が美しいので庭に植えることがある。葉が梅に似ていることからこの名がある。雌雄別。
カキ カキノキ科
落葉低木で中国原産。甘柿は日本独特のもの。この写真は山に自生した渋柿です。
ガマズミ スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木。
ソゾミ、ヨソゾメ、ヨツズミ、ネソなどともいう。日本各地の日当たりのよい山野に自生。高さ2〜4m。果実は生食や果実酒にする。(9/28撮影)
クリ ブナ科クリ属の落葉高木。
6月の梅雨時に、強い香りのある花を咲かせる。
コミネカエデ カエデ科の落葉小高木。
種がプロペラの形をしています。
サンショウ 山椒 ミカン科サンショウ属
サンショウの実。黒いのは種。落葉低木、日本各地の山中に生える。枝や葉柄の基部に対生するトゲがある。
サカキ ツバキ科サカキ属の常緑小高木。
東海地方から西の山林に生える。マサカキ、ホンサカキともいう。神道の玉串として使う。サカキは栄樹(常緑)ということで名付けられ、榊は神事に使うことであてられた字。ヒサカキは縁に細かい鋸歯があり見分けられる。
ズミ バラ科リンゴ属の落葉小高木。
名前は樹皮を黄色の染料とするので”染み”の意という。
ソヨゴ 冬青 モチノキ科モチノキ属
フクラシバ、ソヨギ(染用木)、ソメギ(染木)、フクラ、フクラモチ、サヤゴともいう。常緑小高木。本州中部から西の暖地の山地に分布。ソヨゴはそよぐの意。
タカノツメ 鷹の爪  タカノツメはウコギ科落葉の小高木。北海道から九州の林内に成育。タカノツメは冬芽の形が鷹の爪を思わせるからという。別名のイモノキは、枝がもろいことによる。葉は3つの小葉からなる複葉で、秋には黄色に紅葉する。花は5月頃に開き、果実は秋に黒紫色に熟す
ツリバナ ニシキギ科 ニシキギ属の落葉低木。

ノイバラ 野茨 バラ科バラ属
野にあるイバラの意味。落葉の半ツル性の低木。実を干して民間薬、営実(えいじつ)といい,下剤や利尿剤にとして使う。
ハギ(マルバハギ) マメ科
秋の七草の一つ。落葉低木。日本にも10種以上ある。萩という字は,本種が秋に花を咲かせる代表的なものを示すため,秋の字の上に草冠をつけたもので,中国の萩という漢字とは別の意味。
ベニマンサク 紅満作 マンサク科の落葉低木。
別名マルバノキ。中部以西の本州と,四国の山地にまれに自生し,高さ1〜3mになる。秋に美しく紅葉する。晩秋の頃,葉腋に短い柄を出し,その先に背中合せに接着した2個の花をつける。(写真は早春の蕾)
ボタンヅル 牡丹蔓 キンポウゲ科センニンソウ属の落葉蔓性半低木。
若い種の状態です。
ミヤマシキミ 深山樒 ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。
葉がシキミに似ていて、山に生えることから。
ヤブコウジ 薮柑子 ヤブコウジ科の常緑低木。
アジア東部の暖帯に分布。日本各地の低山や林下によく見られる。群生する事が多い。根を解毒,利尿剤として用いる。