季節の草花(秋の野花たち)
名前 和名(漢名) 写真 説明
アオツヅラフジ つる性の雌雄異株の木本です。果実は径8ミリほどの球形で果実の表面に白い粉がふいています。
アカザ アカザ科の一年草。
中央部の若葉に赤い粉が吹いているところからこの名がある。畑や空き地に普通に生えている。
アキカラマツ キンポウゲ科の多年草。
カラマツソウに似るが花の色は黄色を帯びる。
アキチョウジ シソ科ヤマハッカ属の多年草。
秋に丁字形の花を開くことからこの名がある。
アキノキリンソウ 秋の麒麟草 キク科。
アキノキリンソウの名前の由来は、花がベンケイソウ科のキリンソウに似ていて、秋に咲くので、アキノキリンソウと呼ばれました。
アケボノソウ 曙草 リンドウ科センブリ属の2年草。山野の沢沿いや湿地に生える。
花冠の緑色の斑点と黒紫色の斑点を夜明けの空の月と星に見立てた。
イヌタデ 犬蓼 タデ科の一年草。
アカノマンマともいう。で丈は40cm位になる。日本の各地からアジア南東部にかけ自生。食べられないタデということでイヌタデという。(97/9/28撮影)
イワショウブ 岩菖蒲 ユリ科チシマゼキショウ属の多年草。
湿気の多いところに生える。
ウメバチソウ ユキノシタ科の多年草。
オギ イネ科ススキ属の多年草。ススキとよく間違われるが地下茎で広がるため株にならない。
オクモミジハグマ 奥紅葉白熊 キク科。
。「白熊」(はぐま)とは、チベットに分布するウシ科の動物であるヤクの毛のことで、戦国時代には旗竿の飾りとして盛んに用いられました。オクモミジハグマの名は、花序をこの白熊にたとえてつけられたものです。
オミナエシ 女郎花 オミナエシ科の多年草で,秋の七草として有名。近縁のオトコエシは茎がやや太く,毛が多く,花が汚白色で全体が粗大である。
オモト 万年青 ユリ科の常緑多年草。
日本の暖地の山林に自生する。
カシワバハグマ 柏葉白熊 キク科の多年草。
柏の葉に似たハグマ。
カナムグラ クワ科のつる性一年草。日本全土,および中国,台湾に分布し,路傍や薮などに自生する。
キキョウ 桔梗 キキョウ科キキョウ属
秋の七草の一つ。
キッコウハグマ 亀甲白熊 キク科モミジハグマ属の多年草。
山地のやや乾いた日陰に生える。日陰に生えているものは閉鎖花をつけることが多い。
名前は葉の形が亀甲に似ていて、花の形がヤク(白熊)の毛に似ているため。
サワシロギク 沢白菊 キク科 シオン属の多年草。
湿地に咲き、花期の終わりには紅紫色を帯びる。
サワギキョウ 沢桔梗 キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。
日当たりのよい湿原に生える。
シュウメイギク 秋明菊 キンポウゲ科の多年草。
彼岸花同様古く中国から渡来したものといわれている。キブネギク(貴船菊)ともいわれる。
シラヒゲソウ 白髭草 ユキノシタ科。
花弁の縁が深く切れ込み、糸状でまるで白髪のようなところからこの名がある。
スイラン 水蘭 キク科スイラン属の多年草。
湿地に生え、葉がランに似ていることからこの名がある。
セイタカアワダチソウ 背高泡立草 キク科アキノキリンソウ属の多年草。
別名セイタカアキノキリンソウ。北アメリカ原産の明治時代に渡来した帰化植物、地下茎を引いて繁殖する。(97/10/7撮影)
センブリ リンドウ科センブリ属。合弁花で通常は5深裂する。4深裂も多い。
名前は千回振り出しても(煎じても)まだ苦いことによる。
ダイモンジソウ 大文字草 ユキノシタ科。
花びらが大の字に見えることからこの名がある。
ツリガネニンジン 釣鐘人参 キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
日本各地、南千島、サハリンに分布。トトキともいい若い茎や葉は食用にする。(97/9/28撮影)
ノコンギク 野紺菊 キク科シオン属の多年草。
野生のコンギクという意味。地下茎により繁殖する。ヨメナとの違いは冠毛があること。
チカラシバ 力芝 イネ科の多年草。
ツリガネニンジン キキョウ科ツリガネニンジン属。
トリカブト
ヒガンバナ 彼岸花(石韮、鳥韮、韮頭草) ヒガンバナ科の多年草。
曼珠沙華ともいう。古く中国から渡来したといわれる。本州以西の各地の土手、路傍、墓地などの人家の近くに生え、また、まれに栽培もされる。鱗茎は石蒜(せきさん)といい、乾燥したものをすりおろしたものは足のむくみなどにきくがリコリンという毒物を含む。(97/9/23撮影)
ヒナタイノコズチ (対節菜) ヒユ科イノコズチ属の多年草。
フシダカ、ウシノヒザ、コマノヒザ、ドロボウグサともいう。名前は茎が四角で節がでこぼこしている形から猪の子の膝に似ていることからきている。果実はトゲ状で衣服に付きやすい。根を干したものを漢方では牛膝(ごしつ)という収斂,利尿,強精などの効果がある。若葉は食用にできる。
ホオズキ 酸漿 ナス科の多年草。
日本でも山地にまれに生えるが,通常は観賞用として人家に栽培され,多くの園芸品種が知られる。実は熟すると橙赤色になる。中の果実は球形の液果で赤く,中に多量の種子がある。地下茎を乾かして,鎮咳,利尿,解熱剤として用いる。熟した果実の果皮を子供が口で鳴らして遊ぶ。
ミズヒキ 水引 タデ科の多年草。
日本の各地から韓国、中国にかけ分布。形が紅白の水引に似ていることからこの名がある。
ミゾソバ 溝蕎麦 タデ科一年草。
みぞに多くソバに似ているからこの名がある。ウシノヒタイともいう。朝鮮半島、中国、ウスリーなどアジア東部に広く分布。野原や山麓の湿地に群がって生える。果実は球形で三稜がありソバに似る。茎・葉を煎服すればリューマチに効くという。漢名は戟叶蓼で、慣用に用いる苦蕎麦は中国産の別種の名。
花期8〜10月。(97/10/7撮影)
モリアザミ  森薊 キク科の多年草。
いわゆるキクゴボウの原料。ゴボウアザミ、サンペイアザミともいわれる。
ヤクシソウ 薬師草 キク科。葉の形が薬師如来の光背(後光)に似ているというのが名前の有力説。
ヤマジノギク 山路野菊 キク科ハマベノギク属
日当たりのいい山の草原に生える。
ヤマラッキョウ 山辣韮 ユリ科アリウム属の多年草。
日本の本州以南、東アジアに分布、山のやや湿った草地に生える。草丈40〜50cm以上のびた茎の先端に紫色の花が咲く。土の中に辣韮のような球根がある。山に生えてらっきょうに似ているところからこの名がある。タマムラサキともいう。
ヨウシュヤマゴボウ 洋種山牛蒡 ヤマゴボウ科
北アメリカ原産の帰化植物。多年草。日本全土、東アジアの温帯に分布し人家付近に生える。有毒植物。(97/9/28撮影)漬物のヤマゴボウとは別種。
ヨメナ 嫁菜 キク科ヨメナ属の多年草。
ハギナとかオハギともいう。本州〜九州の山野に生える。花期7〜11月。